つい一か月ほど前のこと、
車を運転中に、最近少し生活環境が変わったこともあり、
ちょっと、センチメンタルな気持ちになっていました。
子供たちが、巣立ち、それぞれ家庭を持ち、私の肩の荷が降りたことは、
大変有難く、感謝でいっぱいなのです。
ただ、ふと、夫と、子供たちと、一緒に暮らしていた昔の光景がよみがえってきて、
一瞬、メランコリックな感情が、押し寄せてきました。
その時、前を走る車のナンバーが目に入ってきました。
<9999>それは、私と夫が出会ったときに、夫が乗っていた車のナンバーでした。
結婚して、長男、長女が生まれた時も、一緒に走った思い出の車のナンバーです。
あ~!夫が、
「寂しがらんでも、今も、傍にいる!」
と、メッセージをくれていると思い、嬉しくなりました。
でも、欲深く、もう少し念押しが欲しくて、あの角を左折して来る車が
夫の誕生日なら? と、見てみると、<・131>夫の誕生日でした。
奇跡?! じゃあ、
「お父さん、次は、命日ね。」と言いながら、走っていると、右の車線の前を走る車が、
<・601>夫の命日です。
私の厚かましい要求に、あきれながら応えてくれたのかと思うと、心が熱くなり、
感動と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
「ありがとうね!お父さん!元気でたよ!」
久しぶりに、夫の存在を実感した瞬間でした。