魂は永遠に!!

愛する人を亡くした方のグリーフケアのお役に立てればと思い、書いています。

死後の世界を知るために

 母を亡くした後、私は、死後の世界があるのか?知りたくて

たくさんの書物を読みました。

 

 江原啓之さん

 飯田史彦さん

 矢作直樹さん

 坂本正道さん

 浅野和三郎さん

 ブライアンLワイス氏

他、多数

また、ネットでは、

大空澄人さんの<いのちの波動>

武本昌三さんの<ともしび>

イクミさんの <シルバーバーチの霊釧と共に歩む>

 

ネヴィレ ランダル著 の<500に及ぶあの世からの現地報告>

を、ネットで見つけて読んだときの感動は今も心に残っています。

 

そして、<シルバーバーチの霊釧>にたどり着くことになるのですが、

まだまだ、知識を詰め込むばかりで、完全に納得出来ていなかった様に思います。

それでも、母を亡くしてからの、この、探求は、

その後、夫との別れが迫った時、夫を亡くした時に、大きな救いになったことは

言うまでもありません。

素晴らしい書物や、霊能力のある方のブログなど多数あるので、

私は、もっと身近な、小さな体験を書いていけたらと思っています。

 

 

死後の世界について

 小学生のころ、自分がいつか死んだら、無になって、でも、自分が生まれる前の様に

この世界は勿論、続いていくのだろうなと考えてました。

 では、もし、何かで地球が無くなったとしたら、(爆発などで)

 (<ノストラダムスの大予言>も当時、かなり取り上げてられましたし)

「ただただ、無言の宇宙があるだけなのか?」など、考えれば寝付かれず、悶々と

したものです。(ほかの星には宇宙人がいるかも?とか)

 考えても、分からないし、スルーして、あまり、考えないようにしていました。

 

 そして、1993年に父を66歳で、2003年に母を74歳で亡くしました。

とりわけ、母を亡くした時は、愛する人は、夫や子供たちがいるけど、

「私に唯一、無償の愛をくれる人はもういない」と、寂しく、悲しく、深く落ち込んでしまいました。

 当時は、江原啓之さんと、美輪明宏さんの<オーラの泉>がテレビで放送が始まり、

ブームになっていましたので、<死後の世界>はあるのかも?

父や母が、肉体は無くなっても、魂が生前と同じように変わらず存在してくれるならどんなに救われるかと思ったものでした。

 母が元気な時に、「死んだら、無になるのかな?」とかの話になり、母は、

「死んだら終わり、寝てるのと同じ、無になると思う。」と言いました。

「じゃあ、お母さんが死んで、死後の世界があったら、教えにきてよ。」

「わかった!足をくすぐりにいくわ!」と冗談のように話していました。

そして、亡くなって1か月ほどしたころ、お布団に入って、寝ようとしていると、

足の裏をくすぐられる様な感覚が、<あらっ!お母さん?>と思いましたが、

気のせいかな?そんなはずないし、と半信半疑でしたが、

母が、「今も、生きているよ。」と教えに来てくれたと思うと、救われるような気持ちになりました。

 後日、妹に「お母さん足くすぐりにきたよ。」と、報告はしました。

 

 そして、4か月ほど、過ぎたころ、夕方、家のソファーで、うたた寝をしていました。

携帯の着信音がなったので、(当時はガラケーで着信曲はスマップのライオンハート

電話に出ると、「この電話番号は、現在使われていません」との音声が聞こえてきました。

<向こうから掛かってきたから出たのに、なんで?>と思い、画面を見ると実家の電話番号でした。(4か月前に解約していました)

 でも、まだ、寝とぼけていたのかも?なんかの音を着信音と間違えたのかな?

リダイヤルを押したのかも?と、またまた、半信半疑でした。

 

そんなことがあり、私の「死後の世界」はあるのか?から始まるスピリチュアリズムの探求が始まることになるのです。

 

 

 

 

 

 

みさきちゃんとじいじpart5

 じいじが亡くなって、4年6か月過ぎました。

さきちゃんは、6歳のお誕生日を迎えました。

幼稚園の年長さんです。

 来年の春から、水色のランドセルをしょって、ひろきくんと一緒に、小学校に通うことを、とっても楽しみにしています。

 

 もう、じいじに手を振ったり、自然に声をかけたりすることはありません。

 

 ばあばのおうちに、遊びに行くと、ばあばと一緒に、お茶とご飯をお供えをして

お仏壇のじいじの写真に、手を合わしています。

 お供えしている、くだものや、お菓子が欲しいときは,おりんを鳴らし、

「じいじ、ちょうだいね。」

と、言って、もらうのを楽しみにしています。

 もう、じいじは、亡くなっていることを、理解できる年齢になったのです。

 

 大きくなったみさきちゃんには、じいじは見えませんが、

じいじは、今も、変わらず、みさきちゃんや、ばあばを、近くで見守っているのです。

                             おしまい

 

 人は、幼いときは、まだ人間界に染まってなくて、次元の違う世界を感じることが出来るのでしょう。

成長するにつれて、そういう力は無くなっていくのでしょうね。

 こういうことは、たくさんの人が経験しているのではないでしょうか?

 私は、霊感とか特殊な能力は、ありませんが、母を亡くした時も、<あらっ!>と思う体験はあったのですが、気のせいか?偶然かな?とやり過ごしていました。

 

 私にとって、夫を亡くした後の、この孫娘を通じての体験は、実母を亡くした時から、独自で学んでいた スピリチュアリズムをより深く理解するきっかけになりました。

 また、そのことも、少しずつ書いていければと思っています。

 

 

 

 

 

 

みさきちゃんとじいじpart4

 じいじが亡くなって7か月が過ぎたころです。

さきちゃんは、先月2歳になりました。

 

ママが、二階のベランダで、お洗濯物を、干していました。

さきちゃんも、お手伝い?

いえいえ、お兄ちゃんのひろきくんは、小学校、パパもお仕事に行ったので、

一人でお部屋で遊ぶのは寂しくて、ママにくっついて、ベランダからお空を

見ていました。

 すると、またまた、洗濯物の向こうに、じいじが見えました。

さきちゃんは、うれしくて、おもわず、

 「じいじ!おはよう!」

と、言いました。

もう、今は、ママは驚くこともなく、

<お父さん、来てくれてるんだなあ お母さんに報告したら喜ぶだろうなあ>

と、思い、青い空を見上げてニッコリしました。

 

そのことを聞いたばあばが、喜んだのはもちろんですが、

ばあばは、じいじが見える、みさきちゃんが、ちょっぴりうらやましくもありました。

 

 

 

みさきちゃんとじいじpart3

 じいじが亡くなって半年ほど過ぎたころのことです

今日は、ママが美容院に行くので、みさきちゃんは、ばあばのお家で、お留守番です。

 

 ばあばと、公園でブランコに乗って遊んだり、お絵描きをしてママの帰りを待っていました。

 ママがやっと帰ってきました。

 ばあばとママが、リビングのソファーで、紅茶を飲んでおしゃべりしていたので、

さきちゃんは、りかちゃんで遊んでいました。

 すると、キッチンのテーブルの横にじいじがいたので、 みさきちゃんは、おもわず

「じいじ!」

と叫んで、ばあばのところへ、駆け寄りました。

 ばあばは、びっくりして、

「じいじ?どこ?」

と聞いたので、キッチンの方を指さしました。

 ばあばは、じいじが見えなかったみたいですが、じいじは、ニコニコ見ていました。

 

 次に、ばあばが、

「じいじ、まだ、いる?」

と聞いたときは、みさきちゃんは、

「ない。」

と答えました。

じいじは天国へ、帰ったのかな?

みさきちゃんとじいじpart2

 じいじが亡くなって3週間くらい過ぎた頃のことです。

今日は、ばあばが、みさきちゃんのおうちに遊びに来ています。

 今日のお昼、みさきちゃんは、ばあばとママと、ミニチュアダックスのかえでとお散歩に行ったり、公園で遊んだり、とっても楽しかったのですが、ばあばは、やっぱり寂しそうで、みさきちゃんは、心配していました。

 

 その夜のことです。

さきちゃんは、パパとお風呂に入って、パジャマに着替えて、もう、ねんねの時間です。

ばあばにおやすみの「バイバイ」をして、ママに抱っこされて、2階のねんねのお部屋に行こうとしました。

 すると、ばあばのちょっと後ろに、じいじがニコニコ笑っていたので、じいじにも、

「バイバイ」と手を振りました。

 ばあばと、ママがびっくりして、ばあばが、

「じいじ? どこにいるの?」と聞いたので、みさきちゃんは、じいじのいる方を指さしました。

 じいじは、とても嬉しそうに、ニコニコ手を振っていました。

 

 

 

みさきちゃんとじいじ part1

 実際、私や娘が、孫娘を通じて体験したことを、孫娘の目線から、

童話にしてみました。(名前等は変えています。)

 

 みさきちゃんは、いつもねんねのお部屋のベッドで、パパとママと、お兄ちゃんの

ひろきくんと寝ています。

 ある朝、起きるとねんねのお部屋には、誰もいません。

泣きながら「ママ~」と呼ぶと、ママが飛んできて、

「みさきちゃん、お着替えをして、ばあばのおうちに行くよ」

と、言いました。

さきちゃんは、<わ~い>と思いました。ばあばのお家には、ばあばとじいじが住んでいて、みさきちゃんは二人とも大好きだったから。

パパと、ひろきくんと、みんなで、車でばあばのおうちに向かいました。

 ばあばのおうちの玄関に座って、お靴を脱いでいると、げた箱の上に置いてある、

ポトスの植木鉢の横に、大好きなじいじが、立ってにこにこ笑っていました。

 みさきちゃんは、じいじに向かって手を振りました。

すると、ママが不思議な顔で見ていたので、

 「じいじだよ!ママ」

と、言おうと思いましたが、みさきちゃんは、まだ1歳と6か月なので、ちゃんとお話が出来ません。

 なので、もう一度、じいじに向かって手を振りました。

そして、奥のお部屋に入っていくと、ばあばと、ママのお兄さんのゆうおじちゃんがいました。

 見ると、ベッドにじいじが寝ていました。<あれ!じいじはさっき玄関で笑っていたのに、おかしいな>とみさきちゃんは思いました。

すると、ひろきくんが、

 「じいじはしんじゃったの。」と、泣き出しました。

実は、みさきちゃんのじいじは、昨日の夜遅く。入院していた病院で、ばあばと、ママと、ゆうおじちゃんが見守る中、亡くなったのです。

 みさきちゃんは、病院にお見舞いに行ったとき、していた様に、じいじにタッチしようと、手を出しましたが、ベッドのじいじは、静かに眠ったままでした。